2012年4月6日金曜日

杉浦醫院四方山話―131 『ホタルー2』

  「昭和町源氏ホタル愛護会」は、ホタルの名所・鎌田川の復活を願って活動を続けて四半世紀になります。今年も3月27日に「ホタル幼虫放流式」を押原公園で開き、愛護会会員のみなさんと押原保育園の園児が、昨年の6月から10ヶ月間飼育してきた幼虫を町内各所に放流しました。
 杉浦醫院でも幼虫の飼育水槽を置き、ホタルの幼虫飼育の実際を見学いただいていますが、ホタルの餌であるカワニナとミヤイリ貝の違いについても実物で分かるよう、標本のミヤイリ貝を一緒に展示しています。
当ホームページのリンクにある「ウィキペディア フリー百科事典 地方病について」は、ウィキペディアンと云われる執筆者が自由に執筆、加筆、修正して載せているインターネット上のオンライン百科事典です。検索項目によっては、全くアテにならない内容もあり、無料であることから「ウィキペディアはだめだ」の評価も聞きますが、「地方病について」のウィキペディアンは、大変誠実かつ熱心な勉強家の方で、何度か当館にも足を運び豊富な内容と正確な記述で、他を圧倒していると私は評価してきました。
 上記写真の水槽右にミヤイリ貝の説明とシャレーに入った標本が見えますが、「地方病について」のウィキペディアの中でも下記のとおり紹介されています。


昭和町で採取されたミヤイリガイの標本。対比のため50円玉を並べて撮影した。標本化のため脱色している。風土伝承館杉浦醫院所蔵。(2011年10月撮影)



ホタル愛護活動同様、こういったボランティア精神溢れる方々との協働で、より正確で信憑性のあるオンライン百科事典を創り上げていくことにウィキペディアの意図と意義があるのでしょう。