2012年3月6日火曜日

杉浦醫院四方山話―124 『杉浦醫院石景-4』

苔庭の反対側母屋玄関前から東側の庭と医院玄関側から西側を撮った2枚です。
 この石の台座は、上に笹野恵三氏作のブロンズ胸像があった「頌徳碑」です。昭和9年9月10日に押原小学校校庭で盛大な除幕式が行われ、押原小学校旧講堂前に設置されていましたが、戦争中の金属供出令で胸像を供出したことや個人崇拝を廃した戦後の教育改革もあり台座が杉浦家に戻されたものです。二段の基礎石の上に更に二段で碑文が刻まれた台座は、全て岡山県産の龍王石を用いて、「其ノ経験豊富ニシテ技術ニ秀デタル本縣甲府市新青沼町望月光治氏ニ契約セリ」と頌徳誌に記録があります。
 右の石碑は、昭和4年に建立された「清韻先生寿碑」と台座となる天然石です。頌徳碑とこの寿碑の間にも石塔があります。写真では分かりにくいのですが、杉浦邸庭園の中の石塔では一番古いものと思われます。加工も荒削りですが、傾き加減も含め味わい深さがあります。地方病流行終息碑も含め、庭園内の石塔や石碑、石組などを観て回るのも面白い散歩になろうかと・・・どうぞ、ご自由に散策下さい。